2017/04/24
ドント・ブリーズ / Don't Breathe
【物語】※ネタバレあり
ロッキー、アレックス、マネーの三人組は空き巣を繰り返して、糞溜めのデトロイドから逃れる夢を観ていた。マネーが一発逆転の空き巣物件を見つけてくる。元軍人の盲人が住む家だ。老人は昔、娘を金持ちの女に轢き殺され高額の示談金を手に入れたのだ。しかもその家は寂れた地域で暮らしているのは老人だけなのだ。
ちょろい仕事だ。そう思っていた。が、侵入したらあっという間に気づかれマネーが撃ち殺された。警察に通報しない老人を不審に思いながら残った二人は老人に気が付かれないよう這いずり回り大金を手に入れた。しかしすぐに老人に気が付かれ地下室に逃げ込む。そこには拘束された女がいた。老人は娘を殺した女を誘拐し妊娠させ新たな失った子どもを取り戻そうとしていたのだ。
とんだ家に来たと二人は老人とドタバタ戦いながら脱出を目指す。
やがて誘拐された女アレックスも死ぬ。ロッキーは警備システムを作動させ警察に通報しそのすきに脱出する。
【点数】65点(100点満点)
【感想】※ネタバレあり
悪くはないが、凄く良いということは決してない。アイディアを活かしきれていない。
時間は約90分しかないが、長く感じる。少々途中で退屈に感じるからだ。結局やってることは盲人に追い回されドッタンバッタンしてるだけ、パターンが少なすぎる。飽きるんだ。90分なので多少は救われているが。……
中途半端な設定が原因だろう。まずは老人だ、異常さがたりない。老人は人を殺すが自宅にはいった武装強盗を殺しても正当防衛だ。次に女を誘拐監禁しているが最終的には活かして家に帰すと言い、しかも女にも非があるので、その異常さが理解できなくもない。
だからこうだったら良かったろうと思う。
老人は連続殺人鬼だ。だが目が見えないので自由に殺せない、自分の狩場に獲物を誘い込む必要がある。そこで犯罪者に自分の家に大金があるという情報を流させ獲物を誘い込んで殺している。
家も貧乏設定をやめて大金持ちの屋敷にしよう、屋敷には盲人殺人鬼ならではの仕掛けが満載でその仕掛けで観客をあきさせないようにする。屋敷のあちこちには今まで殺された獲物たちの痕跡があり、強盗共は小便を漏らす。強盗共も極悪人にして極悪人を極悪人が殺すという形にすれば新しいホラー映画のパターンになったろう。
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