2014/08/04

i'm the one who knocks!!! ―ウォルターホワイトが殺した人々―



最近、ブレイキング・バッドにハマっている。アメリカで恐らく半世紀はこのドラマを抜くドラマは現れないだろうと言われているドラマだ。海外ドラマの中でも群を抜いてレベルが高い。ストーリーは末期がんを告知された化学教師ウォルターホワイト。家族に財産を残してやろうと覚醒剤の密売を計画する。当然今まで善良に生きてきたので、覚醒剤の作り方はわかるが、売り方が分からない。そこで元教え子でチンケな売人のジェシーとコンビを組むことにする。ウォルターの作る覚醒剤はかってないほどの高純度で今までの市場を一変させてしまう。ウォルターとジェシーはドンドンと深みにはまっていくという話。

この間ブレイキング・バッドのトリビアというネットの記事を見た。その一つにウォルターホワイトのせいで死んだ人間が197人というというのがあった。凄まじい人数だが、これはウォルターが間接的に関わった飛行事故の人数が含まれているからだ。
 そこでふと思った。ウォルターがその意志で殺した人間はどれくらいいるのだろうか?そこでウォルターがその意志で殺した人数を数えてみた。当然ネタバレ注意だ。




1人目
エミリオ・コヤマ(John Koyama)
シーズン1 エピソード1 化学教師ウォルターホワイト 原題 pilot
 元ジェシーの売人仲間。ジェシーにDEAに売られたと誤解し逆恨み、商売を持ちかけたジェシーとウォルターを殺そうとする。
 ウォルターはメスの作り方を教えてやると騙し、クック中に毒ガスを発生させ殺害。















2人目
クレイジー8(Maximino Arciniega)
シーズン1 エピソード1 化学教師ウォルターホワイト 原題 pilot
上記のコヤマのボス的な存在。コヤマと一緒に毒ガスを浴びるが、生き残るので、このエピソードでは殺人未遂。

シーズン1 エピソード3 人間の成分 原題...and the Bag's in the River
毒ガスで死なず生き残り、逃げ出したのに運悪く捕まりジェシーの家で監禁される。ウォルターは殺すのをためらっていたが、クレイジー8が隙を突いてこちらを殺そうとしているのを見破り、やむなく絞殺した。












3人目
ジェーン (クリステン・リッター)
シーズン2 エピソード12 マイ・リトル・ガール 原題 Phoenix
ジェーンの恋人でジャンキー。
眠っている時に嘔吐物が喉につまり窒息死した。ウォルターはそれを見ていたが助けなかった。
 ウォルターとジェシーとの関係が悪化している原因でもあり、かつジェシーの薬物使用をお互いに加速させるような悪い影響を与え合っていた。死んだほうがジェシーの為にも自分のためにもなると考えたのだろう。積極的な殺害ではないが、見殺しにしたのでカウントした。










4人目 5人目
Rival Dealers#1(Mike Seal)&Rival Dealers#2(Antonio Leyba)
シーズン3 憎しみの連鎖 原題 Half Measures
 ヤクの売人。ジェシーと縄張り争いで揉める。そして ジェシーの友人の売人を殺害、また手下にしていたジェシーの恋人の弟の少年も殺害。ジェシーが復讐で殺そうとしていた。しかしジェシーが二人を殺すとガスは必ずジェシーを殺すだろうと考えたウォルターはジェシーを救うために二人を殺害した。
 殺害方法は車で轢いた。一人はまだ息があったので、銃を奪い取り頭に一発打ち込んだ。


6人目
ゲイル (David Costabile)
シーズン3 エピソード13 向けられた銃口 原題 Full Measure
 ウォルターの優秀な元助手の化学者。
 ガスの意思に反しジェシーの為に売人二人を殺したウォルターは、ガスとの良好な関係は終わり、自分も始末されるだろうと考えた。しかし高純度のメスを作れるのが自分だけなら、ガスが自分を殺すことはないと考えた。その為にゲイルの殺害をジェシーに依頼し殺害する。
 自分たちの命の為とはいえ、初めて直接危害を加えることのない、善良な(非合法なビジネスに関わっていたとはいえ)人物を殺害する。


















7人目 8人目 9人目
ガス・フリング(Full Measure)
ティオ(Full Measure)
Tyrus Kitt (Ray Campbell)
シーズン4 フェイスオフ 原題 Face Off
 ガスがジェシーを取り込み、ガスがウォルターを始末するのが時間の問題となったので、ガスの殺害をウォルターは決意する。 方法は遠隔操作の爆弾で爆殺。
 Tyrus Kittはガスの部下で巻き添えになった。
 ティオは特殊な状況。もともとガスに恨みがあり、自分の命を掛けてガスを誘き出すのに協力した。本人からすれば自殺みたいなものだが、直接の死因はウォルターが爆発させた爆弾なのでカウントする。














10人目 11人目
ガスの手下の二人
シーズン4 フェイスオフ 原題 Face Off
ラボにいたジェシーを助けるために射殺。












12人目
マイク・エルマントラウト(ジョナサン・バンクス)
シーズン5 パート1 エピソード7 私の名は… 原題 Say My Name
 ガスの部下で、ガス殺害以降はウォルターとジェシーでビジネスを続けていた。
 DEAの捜査の手がおよびビジネスを抜けるが、別れ際にウォルターと口論になり、衝動的にウォルターに殺される。
 初めて自衛の為でなく、殺害した相手。









































































13人目~23人目
シーズン5 パート1 完璧な静寂 原題 Gliding Over All
 既に逮捕されていたガスの麻薬密売組織の面々たち。マイクから口止め料が出ている為、証言はしないという保証があった。が、マイクが死んだ。ウォルターは殺害の必要に迫られる。
 刑務所に全員収監されているため、ウォルターは白人主義者のギャング組織に殺害を依頼する。白人主義者のギャングたちは緻密な計画を立て、見事に全員をほぼ同時に殺害した。











24人目~30人目
ウォルターの殺人を請け負っていた白人至上主義者のギャングの面々。
シーズン5 エピソード16 フェリーナ 原題 Felina
M60で射殺される。殺した第一の理由は、ウォルターは死ぬ前に家族の危険を排除したかったのだと思う。もう一つの理由はやはり相棒のジェシーを開放してやりたかったのだと思う。




 





31人目
リディア・ロダルテ・クエール
シーズン5 エピソード16 フェリーナ 原題 Felina
ガス時代からの密売組織仲間。スカイラーは彼女の顔を見ているので、リディアがスカイラーを殺そうとする可能性は非常に高い。
リシンで毒殺された。ウォルターはシーズン中で何回かリシンで殺そうとしたがそのたびに失敗していたが、リディアに関しては大成功。

以上、31人の人間を自らの意志で殺した。
 直接手を下して殺したのは18人。方法は毒殺、絞殺、轢殺、射殺、爆殺と伝説の犯罪者ハイゼンベルクにふさわしいバライティーに富んだ殺し方の数々。
 マイク以外は自衛のための殺人だった。
 i'm the one who knocks!!
そうウォルターは、いやハイゼンベルクはノックされたドアを開くのではなく、ノックする側なのだ。