2014/09/08

ローン・サバイバー/Lone Survivor


【物語】※ネタバレあり
マーカスはシールズに所属するタフで腕っこきの兵士たちの一人だ。アフガニスタンの山岳地帯で3人の兄弟たちとともにタリバーンの大物のシャーを殺す任務についた。


マーカス達はシャーが潜伏する村をみつけた、あとは無線が使える地点まで一旦下がり、命令が下れば、シャーの脳天に一発ぶち込み、さっさとヘリに回収してもらい引き上げるだけだ。
だが、待機している時に、羊飼いたちに見つかった。老人と二人の若者だ。任務の妨げになるこの三人を殺し任務を続行するか、三人を逃して任務を諦めるか。
三人は開放された、若者はすぐにシャーのもとに走った。マーカス達は撤退した。だが、無線も衛星電話も通じない、もっと移動しなければ。
すぐにシャー率いるタリバンの部隊がやってきた。四人は精鋭中の精鋭だ。だが、この不慣れな山岳地帯は、タリバンの連中にとっては自分たちの庭だった。
四人は獅子奮迅の反撃を見せるが、追い立てられた。ついさっきまで自分たちがいつ死ぬか決めると思っていた男が指揮する部隊に。7.62mmの弾丸の嵐とRPGの爆風に追い立てられた。
四人は崖を文字通り転げ落ちながら、逃げだ。マーカスが気がつくと一人になっていた。指揮官で親友のマーフィー大尉も、兄弟同然の仲間たちも、そして救援に来たヘリは撃墜された。
山を降りたマーカスの前にある男が目の前に立っていた、アフガニスタン人だ。マーカスは手榴弾を構えて男を威嚇した。男はマーカスに手を差し伸べた。マーカスには男を信じる以外生き残る選択肢はなかった。すぐ後ろにはタリバンの連中が迫っていた。
男はタリバンの連中を憎んでいた、そして古い掟に従うつもりだった。助けを求めてきた客人は、どんな犠牲を払っても守り抜くという掟だ。
村にマーカスを連れに帰った。タリバンの連中はすぐにやって来た。村の男達は銃を手にタリバンを追い払った。少し前にここでタリバンの連中に村人が、難癖つけられ首を刎ねられた。村人たちはもう二度とそうさせるつもりはなかった。たとえそれが見ず知らずのアメリカ軍の兵士だとしても。
マーカスは村人に地図と手紙をもたせ基地に送った。タリバンの連中はすぐに部隊を引き連れやってきた。マーカスと村人を皆殺しにするために。村人たちは戦った、勇敢に。だが劣勢だ。
だが、アメリカ軍の援軍が間に合った。万全の航空支援を受けた地上部隊。タリバン共を蹴散らしマーカスをヘリに載せた。マーカスはなぜ男たちが自分の為に命を掛けたかその時はしらなかったが、心の底から彼らとその子供に礼を言った。

【点数】80点(百点満点)

【感想】※ネタバレあり
最近のリアルな戦争アクションとしては最高峰だ。面白い。
シールズが山岳地帯で駆り立てられ、山を転げ落ち、ボロボロになっていくさまは最高だ。最高に痛そうだ。
だが本当にこの映画に価値があるのは、実話を元にしている点で、主人公がタリバンと対立するアフガニスタン人に助けられるというところだろう。
この主人公を助ける村人の存在があまりにも、都合が良すぎるので、最初この部分は創作でつけたしたのかとおもったが、エンディングで実話だと明かされ、私は正直びっくりした。
そして彼らが掟に従って主人公を助けたことも明かされ、もう一度びっくりし、感動する。
最近の多くのアクション映画では(勿論全て、ではないが)頭にターバンを巻いている人たちは一括りに悪者のテロリストとして描かれがちだ。
タリバンに抵抗する存在が実話を元に描かれた映画で語られる事に、すごく大きな意義がある。