2014/09/15

永遠の0


【物語】※ネタバレあり
 健太郎(三浦春馬)は祖母の葬式で、実は現在の祖父の大石賢一郎(夏八木勲・染谷将太)は祖母の再婚相手で、血の繋がった祖父は宮部久蔵(岡田准一)といい特攻隊で死んでいた事をしる。
 健太郎はフリーライターの姉(吹石一恵)と共に、実の祖父・宮部久蔵の戦友の元を訪ね祖父の話を聞く。戦友たちが語る宮部久蔵は、乱戦嫌いの臆病者、だが戦闘機乗りとしての腕は超一流という姿だった。
 健太郎はかっての戦友たちに臆病者と罵られる祖父に耐えられず、調査をやめようとするが、あるかっての部下が、宮部が臆病であったのは、愛する妻子の元に生きて帰るためだった、自分が死んでも戦局に影響はないが、自分が死んでは妻子は不幸になると考えていたからだった、と聞き、さらに調査を進める。そんな祖父がなぜ特攻に志願したのか知るために。
 健太郎は、宮部が特攻をちょうど志願した頃、部下だった男から話を聞く。
 特攻が始まった頃、宮部は特攻隊の護衛任務にあたっていた。宮部は特攻で自分の教え子たちが死んでいくのを目の当たりにし、苦悩していた。そしてついに特攻に志願した。
 宮部は特攻出撃の直前、ある部下と搭乗機を交換した。その部下は搭乗機の不備で戦場に辿り着けず生き残っていた。健太郎はその男の名前を聞き衝撃を受ける。それは今の祖父の大石だった。健太郎は大石に当日の話を聞く。
 大石は宮部から搭乗機の交換を頼まれ、それを快諾した。そして戦場に辿りつけなかった。その搭乗機の中から宮部の遺書と妻子の写真が出てきた。遺書には戦後、妻子が生活にこまっていたなら助けてやってくれと書いてあった。
 大石は悟った、宮部は搭乗機の不調を察し、あえて自分と搭乗機を交換し、妻子を自分に託したのだと。
 大石は健太郎に言った。あの人が恐れていたのは妻子が不幸になる事だけで、死ぬことではなかったと。

【点数】20点(百点満点)

【感想】※ネタバレあり
 つまらない。長すぎる、DVDを1.5倍にしてみたがそれでも長く感じた。
 監督の山崎は私にとっては、いつも40点くらいの映画を撮る男だ。凄く良くて60点くらい。今回は特にひどかった。
 映画は各人物の回想とナレーションでほぼ構成されている。ナレーションは説明し過ぎで、ダラダラダラダラとくだらないセリフのオンパレードだ。その上、健太郎に語られる言葉は、まるで太平洋戦争のノンフィクション本のようで、まるで人が語っている感じがない。
 グダグダグダグダとテンポ悪く映画は進んでいく。そこかしこに凄く頑張っているCGが挿入されるが、まぁどうでもいい。話がつまらないから。
 この映画が特攻や戦争を賛美しているとは思わなかったが、全然面白くない。ここ最近で邦画の戦争を描いた映画にロクなのがない。特攻や戦争の元々感動的なエピソードを散りばめてるだけだけで、客を瞬間的に感動させ涙をさそい、評価を上げているが、映画としてはクソばっかりだ。
 商業作品としてのクオリティと反戦的メッセージは両立できる。そんな作品は邦画・洋画とわず星の数ほどある。これはその星の数にはいらないが。