2016/10/12

エージェント・ウルトラ / American Ultra


【物語】※ネタバレあり

マイク(ジェシー・アイゼンバーグ)は、脳みそを弄くられたCIAの特殊工作員だ。昔はただ冴えないマリファナと漫画好きなただの男だったが、CIAによってジェイソン・ボーンにされた。その『冴えない男をジェイソン・ボーンにしちまう計画』は大失敗だった。マイク以外の連中は気が狂った。(当たり前だが。……)
そして計画は中止。唯一の成功のマイクは過去の記憶を消され、片田舎のコンビニバイトという新しい身分と監視役の恋人フィービー(クリステン・スチュワート)を与えられ幸せに暮らしていた。
ある日マイクは、フィービーをハワイ旅行に誘い、そこでプロポーズする計画を立てた。だがマイクはこの田舎町を出ようとするとパニック障害になるという暗示をかけられていた。だから毎回、旅行に行こうとすると失敗する、今回もだ。
CIAのイェーツはラセターという同僚の女が気に食わない。ラセターに一泡吹かせる為にあることを考えた。『冴えない男をジェイソン・ボーンにしちまう計画』はラセターの計画だ。マイクを殺せばラセターに一泡吹かせることができるだろう。マイクは何度か田舎町を出ようと試みている機密保持の観点から見て殺すには十分すぎる理由だ。イェーツは殺し屋どもを組織してマイクに向けて放った。
ラセターに匿名の連絡が入った。「マイクが今からイェーツの殺し屋どもに殺されるが気にするな。」彼女は気にした。マイクのもとにすっ飛んでいき彼の催眠術をといた。マイクの記憶が戻るわけじゃないが、殺しの技術の記憶は戻った。
そしてマイクは、襲い来る殺し屋どもを殺して殺して殺しまくった、戸惑いながらではあるが。田舎町は戦場に早変わりだ。
その戦いの中で、マイクは自分が何者であるかを知り、さらにフィービーがエージェントだったこともしる。ショックをうけるマイクにフィービーは愛していることは事実だと言うがマイクは信じない。その痴話喧嘩の最中に殺し屋どもに襲撃を受け、フィービーを誘拐されてしまう。
マイクはフィービーを信じ、救出に向かう。殺し屋どもを皆殺しにしフィービーを助け出したマイクは警察に包囲されながらフィービーにプロポーズをした。
【点数】55点(100点満点)

【感想】※ネタバレあり
映画の概要はジェイソン・ボーンのパロディだ。出来のあまり良くないアクション・コメディ。
上映時間は96分。最近の映画の中では短い方だ。じゃテンポが良いのかというと悪い。マイクが最初に人を殺すまでに20分以上かかる。あの予告編で使われた駐車場でスプーンを使って二人の男を殺すシーンだ。そこまで行くのに20分、残り70分。かかり過ぎた。サラッと簡潔明瞭にマイクとフィービーとの関係や状況を説明するだけなら、5分程度でできるはずだ。モタモタモタモタして無駄で二度手間なシーン、まるでマイクが監督をしているみたいだ。
一例を上げるとこうだ、マイクへの襲撃が始まる前、衛星のカメラがマイクを捉え、マイク発見!というようなシーンがある。観客は普通こう思う、マイクは隠されていたのにCIAのに発見されてしまった。だが、その後CIAの内部のシーンになりマイクが街を何度か出ようとしたので殺すという説明がある。つまりCIAはマイクの行動を完全に把握しているのだ(恋人が監視役のエージェントなんだから当たり前だ)。衛星が出てきて発見した!なんてシーンは矛盾している上に、観客を混乱させるだけで完全に無駄。きっとだた衛星のシーンをやりたかっただけなんだろう。 
だが最後の警官隊に囲まれて血まみれでプロポーズするシーンにはぐっと来た、これはきっとジェシー・アイゼンバーグとクリステン・スチュワートの手柄だ。