2017/08/17

お嬢さん / 아가씨


【物語】※ネタバレあり


 1939年朝鮮。スッキは若い女で詐欺師だ。朝鮮人だが藤原男爵になりすましている朝鮮人とスッキは組んで仕事をすることになった。
 莫大な遺産をもっている秀子を藤原男爵に惚れさせて、駆け落ちをする。そして身ぐるみはいで秀子は精神病院にでも放り込もうという計画だ。
 スッキは世間知らずで純粋な秀子お嬢様を騙すことに抵抗を感じながらも、計画通り日本に駆け落ちする。
 そして、計画通りに秀子を精神病院に放り込む事になったが、精神病院に放り込まれたのはスッキだった。自分のことを使用人だと思いこんでいる秀子お嬢様にスッキは仕立てられて精神病院に放り込まれた。
 これは秀子お嬢様と藤原男爵の計画だった。秀子お嬢様は後見人の叔父から逃げたがっていた(叔父は変態で、金で没落貴族を買い取った元は朝鮮人で秀子とは血がつながっていない)。
 叔父の執拗な追跡をかわすには精神病院にでも一生入院するしかない。それで駆け落ち先の日本までホイホイとついてくるバカを探していいたのだ。
【点数】65点(100点満点)
【感想】※ネタバレあり
 この映画一部と二部に別れている。一部がスッキが精神病院に打ち込まれるまで、二部がお嬢様の幼年期の話から藤原男爵に出会い、スッキをどう騙していたのかお嬢様の視点から描かれる。
 長い。
 一部はテンポよく観客を引き込むように進んでいくが、二部になると鉄球が付いた足かせでもはめられてようにテンポが悪くなる。一部のスッキが騙されていた所で物語的には頂点を迎えているのだ。そこで二部が始まるのだがそこで長時間ネタバラシをされても退屈なだけだ。
 日本人役を韓国の俳優たちが演じている。日本語のセリフもだいぶ多い。日本語をよく練習しているとは思うがネイティブには程遠い。長いセリフだと聞き取りづらいところもあった。まぁしょうがないが。……
 ところどころ変な日本描写もあったが(坊さんが結婚式仕切ったり)、観てられないほどではなかった。
 面白いには面白かったが、やはり長過ぎる。

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