2014/08/15

ロバート・デ・ニーロ エグザイル/Being Flynn


【物語】※ネタバレあり
 ニックは生きる目的を見いだせずフラフラしている若者だ。母親は自殺し父親のジョナサンはいずれ大作家になると言って酒を飲むだけの穀潰しだ。小切手の詐欺で服役したこともある。ニックとはほとんどあったこともない。
 ニックは友達にホームレスの保護施設の仕事を紹介してもらい働き始める。仕事にやりがいを感じ始めた頃、ホームレスとなった父のニックが保護施設にやってくる。
 父の姿に自分の将来を重ね、ニックはドラッグにはまっていく。ジョナサンは問題行動が多く施設に出入り禁止になる。
 ニックは恋人に捨てられたことをきっかけに、ドラッグをやめる。ジョナサンがひどい状態にあると聞いたニックはジョナサンを探し家に泊める。朝になるとジョナサンは家を出て行く、後を追ってきたニックにジョナサンは「お前は俺でも母さんでもない」と言いさっていく。
 ニックは保護施設をやめ大学に戻り、教師になり、小学校で詩を教えるようになる。教鞭をとるかたわらニックは詩を書き、やがて詩人になる。
 ジョナサンも何とか低取得者住宅に住むことができるようになった。ニックは自分の詩の朗読会にジョナサンを招いた。
【点数】
60点(百点満点)

【感想】※ネタバレあり
 作家ニック・フリンが父との思い出を小説化したものが映画の原作だ。 なので、ドラマチックな展開とかはない。淡々とリアルに進んでいく。この感じに、気が合うか合わないかで、映画への印象がだいぶ変わってくるだろう。私はあまり合わなかったが、何故か最後の一言に心臓がぎゅっとなった。なぜだかは知らない。

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