2014/08/30

ブロークン・アロー/Broken Arrow



【物語】※ネタバレあり
 ヘイル大尉(クリスチャン・スレーター)とディーキンス少佐(ジョン・トラボルタ)はステルス爆撃機のパイロットだ。ディーキンスはヘイルを中途半端なカマ野郎だとバカにしてる。ボクシングのスパーリングでいつもディーキンスに勝てないのは、中途半端だからだ。
 ディーキンスは腕の良いパイロッで、湾岸戦争でも何度も出撃したベテランだ。だが素行が悪く出世できない。馬鹿にしてる将軍にこき使われてる。出世が出来ないので、転職することにした。退職金は古き良き二発の核ミサイルだ。
 ディーキンスは実際に核ミサイルを搭載して飛行する演習中に、相棒のヘイル大尉を緊急脱出装置で空の彼方にぶっ飛ばし、核弾頭を機外に落とした。ヘイルには多少抵抗されたが上手く行った。
 手下と口うるさい出資者と共に核ミサイルを探しに行くが、ヘイルがパークレンジャーの女と(核ミサイルを投下した場所が国立公園だったから、パークレンジャーがいやがるんだろう)一足早く核ミサイルを確保して、ディーキンスに一杯食わし逃げ出した。
 ディーキンスには二人が逃げ込みそうな場所は見当がついていた。砂漠には逃げる場所なんてそうそうないのだ。廃坑になった銅山に逃げ込んだ二人を強襲し、核兵器を奪い返した。一発はタイマーを作動させ銅山で吹っ飛ばす。ワシントンの連中を震え上がらせるためだ。その方が払いもスムーズになるだろう。ヘイル達は鉱山のエレベーターを壊して閉じ込めてやった。鉱山で灰になるだろう。
 ディーキンスは残りの一発を列車に積み込み、ある地点で列車に搭載してあったヘリで砂漠から脱出を図るつもりだった。
 だがヘイルと女が現れた。一体全体どうしてヘイルと女は生きているんだ?
 ヘイルの糞野郎はヘリを爆破しやがった。
 クソッタレ!ディーキンスはブチ切れた、OKお前ら全員、核でふっ飛ばしてやる。死んだって構うもんか、どうせ出世はできないんだ、だがお偉い連中は俺のことを認めざるをえないだろう。
 ディーキンスはヘイルに叩きのめされ、リモコンを奪い取るられた。核爆発は解除された。
 ディーキンスはヘイルが列車を飛び出していくのを見た、何でだ?すぐにわかった。衝撃。列車がなんかに激突したのだ。ヘイルのクソッタレまたなにか、やりやがったのだ。その衝撃で核ミサイルがディーキンスに向かい飛んでくるのがわかった。クソッタレ、いいとも、やってやるさ。
 ディーキンスは核ミサイルがぶつかった衝撃で、壁をぶち破って外に飛び出した。ディーキンスは死んだ。

【点数】40点(百点満点)

【感想】※ネタバレあり
 大昔、映画館で観た時はとんでもなく面白いと感じた。だが18年ぶりにBlu-rayでみたら、面白くもなんとも無い。ジョン・ウーらしさが全くない。あの時はジョン・ウーがハリウッドで大作を撮るってだけで、夢中で観た。
 ブロークン・アローはジョン・ウーのハリウッド二作目
 前作では主演のジャン・クロード・バンダム、製作者にサム・ライミという熱心なジョン・ウーファンがいたので、非常にジョン・ウーの色が強い作品だった。
 だが今回は、制作費は前作の三倍以上、主演は新進気鋭のスターだったクリスチャン・スレーター、敵役は復活したジョン・トラボルタの二枚看板。ジョン・ウーらしさは殆ど無い。
 当時それなりにヒットしたし、当時の水準で言えば無難な出来栄えだと思うが、何十年たって観ても面白い出来栄えの映画ではない。前作のハード・ターゲットや、この次に撮ったフェイス・オフは今観ても非常に面白い。この2作に共通しているのは、ジョン・ウーらしさが全開なのだ。
 ブロークン・アローは、大量生産された無難なハリウッドアクション映画でしかない。悪くはないが歴史にも、記憶にも残らず消えていくような、映画だ。それが悪いとは言わないが、これはそいう映画だ。