2014/08/23

サベイランス/Surveillance


【物語】※ネタバレあり


 二人組の連続殺人犯がアメリカを荒らしまわっていた。ある田舎町でその二人組に襲われ3人が生き残った。麻薬中毒の女、警察官、少女。この三人の証言をとるためFBIが警察署にやってきた。FBIは三人の証言を聞く。少女は家族旅行中、車がパンクした。そこに麻薬中毒の女が彼氏と一緒に現れ、その後ろに停車した。警官がパトロールにやって来た。そして殺人犯もやってきて、奇襲し、殺しまくった。
 証言が終わると、少女は二人のFBI捜査官の仕草が殺人犯と同じだと気がついた。捜査官にそれを告げた。二人は正体を表し、少女以外の警察署にいた全員を殺し出発した。
 
【点数】30点(百点満点)

【感想】※ネタバレあり
 昔、この作品を観たことがある。だが観た事実を忘れてまた借りてしまった。
 デビット・リンチの娘が監督したと聞いて、ずっと観たいと思っていて、観たのに、観た事実すら忘れていた。
 そしてまた、デビット・リンチの娘が監督したと聞いて、ずっと観たいと思う、部分だけが残っていた。
 私にとってはその程度の映画である。
 映画の説明には、三人の食い違う証言から事件をあぶり出す的な説明があるが、ぜんぜん違う。
 証言の内容と実際に起こっていたことは確かに違うが、三人の証言が食い違う事はない。
 例えばジャンキーの女は事件の朝から話し始める。朝、仕事の面接に行ったと話すが、本当にやったことはドラッグを盗んだだけだった。警官も同じような理由で証言と映像は大きく食い違うが、ほとんどは事件の前の話だ。
 このどうでもいい部分が長い、そして肝心な事件の話、警官が誤射で相棒を射殺してしまうのが、唯一の証言が食い違うような部分だが、どうでもいい。
 全然うまくない脚本だ。三人が三人全然違う事件の経過を語り、最後に犯人がFBI捜査官が扮してやってきた理由があればうまい脚本なんだろうが。
 全体的にどうでも良い内容だった。ビル・プルマンの演技くらいか、良かったのは。

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