2014/11/29

曹操暗殺 三国志外伝 / 銅雀台 The Assassins



【物語】※ネタバレあり
 霊雎(リウ・イーフェイ)と穆順(玉木宏)は幼い頃に誘拐され、多くの子供達とともに暗殺者として厳しい訓練を受け育てられた。標的はただ一人、曹孟徳(チョウ・ユンファ)。二人は厳しい訓練の中、曹操への憎しみと二人の愛を育てながら成長していく。


 二人は成人後に霊雎は后のひとりとして、穆順は宦官として曹操に近づく。皇帝の承認を取り付けるなど暗殺計画は進んでいくが、計画は全て曹操に知られていた。霊雎と穆順が暗殺者であることは曹操は知ってた。しかし霊雎が曹操がかって愛し手に入らなかった貂蝉に似ていたので、二人は殺されることはなかった。
 霊雎は曹操の王としての器に触れ、暗殺に疑問を抱くようになる。曹操を殺してしまえばまた天下が乱れ、多くの人が苦しむのではないか。
 そして暗殺計画決行の日、霊雎は迷いを断ち切り逃げる曹操に刃を突き立てる。だがそれは曹操ではなく穆順だった。穆順は曹操に暗殺計画の全てを打ち明け、霊雎を自由にすることを条件に影武者をかってでたのだった。
 穆順の墓の前で霊雎は曹操に真相を教えられる。曹操は霊雎に、約束通りお前は自由だがどうか私のもとに残ってほしいと懇願する。
 霊雎は馬に飛び乗ると崖に向かって飛び降りてしまう。曹操は慟哭する。
【点数】20点(百点満点)

【感想】※ネタバレあり
 つまらない。物語は面白いのに、つまらない。
 これはこの作品の重要な要素である暗殺計画の描かれ方が雑だからだ。なんとなーく進行し行き、なんとなくなタイミングで決行される。盛り上がらない。
 こういう歴史を元にした作品は観客は結末を知っている。イングロリアス・バスターズくらいの曲芸をヤラない限り観客は結末を知っている。普通の映画ではない状態なのだ。
 観客は曹操が老衰で死んだことを知っている。つまりこの暗殺失敗することを知っている。だから余計に緻密で完璧な暗殺計画がグイグイ進んでいくことを見せなきゃならない。もしかして曹操が暗殺されちゃうんじゃないの?と観客に思わせなければならない。だがそうじゃない。
 私はこんな感じだったら面白かったと思う。 
緻密な暗殺計画が進んでいく中、霊雎が曹操の為政者としての器に触れ暗殺に疑問をいだく、そして曹操に男としても惹かれていく。穆順との三角関係のような状態になり苦しむ霊雎。穆順は宦官なので霊雎を抱くことが出来ない。霊雎は愛する男に抱かれる事が出来ず、子供のころから憎むように教えられてきた相手に抱かれるという事にさらに苦しむ。 暗殺計画は順調に進んでいくが、霊雎は曹操を本当に愛するようになっている。曹操は暗殺計画の事は勿論把握しているが、そのことがわかるのは最後の最後だ。
 こんな感じだったら、面白かったと思う。