2014/12/24

ニード・フォー・スピード / Need for Speed


【物語】※ネタバレあり
 トビーは腕の良い整備士で、非合法のレーサーだ。トビーはディーノという大金持ちでレーサー(こいつは正規のだ)のクソ野郎とレースをした。そのレースでディーノはトビーの弟分のピートというガキに故意に追突した。ピートは大空高く舞い、地面に激突、死んだ。ディーノは金にモノを言わせてニセのアリバイを用意し罪を免れた。トビーはすべてをかぶって刑務所に二年にブチ込まれた。


 トビーは復讐の計画を立てていた。デレオンというレースがある。それはイカレタ大金持ちモナーク(マイケル・キートン)が出場者を選び、公道で行われる非合法なレースだ。優勝者は出場者すべての車を総取りする。ディーノはこのレースに出場する。そこでディーノをブチのめすのだ。
 トビーは昔、車を改造してやった金持ちにこの話を持ちかけ、世界一速いマスタングを手に入れ、金持ちから遣わされたお目付け役のジュリアと、昔の仲間達とともにレースに参加するため、大陸を横断する。
 ディーノはマスタングに賞金をかけレースの参加を邪魔するが、トビーはレースに出場し、ディーノを破り優勝する。
【点数】85点(百点満点)

【感想】※ネタバレあり
 面白い、かなり面白い。私は車に全く興味がないのだが、この映画は面白かった。
 かなり荒唐無稽なカーアクションの連続だが、上空からヘリやセスナで逐一道路の情報を流しているという設定があるため多少だが、リアリティがある。
 とにかくテンポがいい映画だ。どんどん物語が進んでいき、ガンガンカーアクションがブチ込まる。
 ヒロインの撮り方も良かった。最初は自分よりデカいサングラスを掛け、変なスカーフを巻いて、イギリスの大金持ちの変人のファッションという感じで出てくる。主人公と距離が近づいていくとサングラスがなくなり、スカーフがなくなり、とおかしなファッションがなくなっていく。そして服装も中盤辺りからジーンズとTシャツに変わる。そして最後には髪型もポニーテールに変わる。この演出はかなり良い。
 久しぶりに雑音のない映画を観た。

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