2015/01/20
ポンペイ / Pompeii
【物語】※ネタバレあり
マイロ(キット・ハリントン)は騎馬民族出身の剣奴だ。田舎にいたが腕がいいので、ポンペイに連れて来られた。そこでポンペイの有力者の娘・カッシアと馬がきっかけで何となくお互いに一目惚れのような状態になり、かけ落ち未遂をしたりする。
それに怒ったのは元老院議員のコルヴス(キーファー・サザーランド)だ。コルヴスはカッシアに惚れていたのだ。俺の女に手を出しやがって!コルヴスはマイロに絶望的な剣闘試合を組む。そして試合当日、火山が大噴火!大混乱のなかマイロはコルヴスをぶち殺し、カッシアと逃亡するが、結局逃げきれず噴火に巻き込まれ、二人共死ぬ。
【点数】35点(百点満点)
【感想】※ネタバレあり
とにかく薄っぺらい映画だ。ポンペイを舞台にし、何となく恋愛に落ちた二人が、タイタニック的な感じな恋愛をする。男も取り込めるように、剣闘士の試合という要素をいれ、適当に血腥くする。
面白くなる計算だっただろうが、こういう計算違いはよくあることだ。特にハリウッド映画では。
またローマ帝国を舞台にしたわりには、脚本レベルでローマが何かわかってない。マイロがコルヴスの仕組んだ不利な剣闘試合を制し生き残り、観客に俺はローマの思い通りになんかならない!と叫ぶ。これはわかる、マイロはローマ人じゃないから。だがこれを見ていたポンペイの観客がポンペイ!ポンペイ!とポンペイコールをして、ローマから来た元老院議員のコルヴスに反感を見せるというシーンがある。
これがおかしい。ポンペイはローマ帝国内の地方都市である、しかも首都ローマから極めて近い。ポンペイに住んでいる大部分は生粋のローマ市民である。もともと他民族が支配していてローマ帝国に征服されたような土地ではない、例えばガリアのような。
適当な映画だ。所謂、ハリウッドの大量生産品だ。
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