2015/09/20
ザ・レイド GOKUDO/The Raid 2: Berandal
【物語】※ネタバレあり
ラマはSWATの腕っこきの隊員だ。だが汚職警官の隠蔽工作に巻き込まれた。そのお粗末な隠蔽工作の結末は消そうとしたギャングに逆に部隊を全滅させられた。
生き残ったラマは”信用できる”警察幹部の元に逃げ込む。その警察幹部はラマの素質を見込みラマを潜入捜査官に仕立てあげる。
ラマは不本意ながら潜入捜査を開始する。ラマは服役までしてギャングのボスの息子と親しくなり組織に潜入した。順調に行くと思われたが新興組織との対立、日本の極道との抗争、息子のクーデターなど、情勢が激変し、ラマも組織を追われるハメになる。
先に潜入していた捜査官は、ラマにギャングを全滅させるまで潜入捜査に終わりはないと言い残し死ぬ。
ラマはその言葉通り、ギャングの本拠地に乗り込み、どいつもこいつもぶっ殺し、潜入捜査を終わらせる。
【点数】25点(100点満点)
【感想】※ネタバレあり
つまらない。長過ぎる。何故か?ただただストーリーに乗ってない凄まじいアクションが目白押しだがらだ。
どんな素晴らしいアクションだろうが、ストーリーに乗ってなきゃつまらない。ダレる。
主人公のラマはギャングに潜入する為に服役しているボスの息子と親しくなる。この息子は屑だ。どうしようもない屑だ。なんの魅力もない。だからラマはなんの葛藤もなく息子をブチ殺す。駄目だ。それじゃダメだ。
息子は屑かも知れないが魅力的な人物…、とにかくラマと友情を深めるような人物で裏切っていることに負い目を感じるような人物じゃなきゃいけない。そしてラマは組織の中でガンガン活躍してどんどん出世して行き、観客にラマが潜入捜査官じゃなくて本物のギャングだったら良かったのに!と思わせなければいけない。葛藤がなければいけない。
両方無い。だから何年もかけた潜入捜査の締めくくりが、本拠地に乗り込んでギャングを全滅させるという、元も子もない、今までの2時間は何だったのかということになる。これでは何も残らない。
その上、日本の極道で遠藤憲一、北村一輝、松田龍平といい役者がでてるのに、あとから考えれば出演シーン全部カットしても映画が成立するくらい、どうでもいい。空気参戦状態だ。
こうだったら面白かったと思う。ギャングの息子は凶暴だが友情に厚いとか憎めない男で、主人公と二人コンビを組んで、日本の極道組織との抗争で二人でどんどん活躍し、友情を深めていく。そして最後に正体がバレて対決する。
なんの葛藤もない。2時間20分も俺は何を観ていたんだ!
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