2016/01/16

ビッグゲーム 大統領と少年ハンター / Big Game




【物語】※ネタバレあり


オスカリはフィンランドの山岳地帯で狩人を生業とする一族の少年だ。13歳になったオスカリは儀式に挑む。山で一晩を過ごし獲物を仕留めねばならないのだ。その儀式の夜、空から飛行機と脱出ポッドが落ちてきた。オスカリはポッドの中の大統領を助けた。
大統領はオスカリに連れられて、山の中を移動することになった。大統領はなぜエアフォース・ワンを誰が撃墜したか知らなかったが、すぐに解った。追手がすぐに来たからだ。追手は最も信頼していたシークレットサービスのモリスとイカれた大金持ちでテロリストのハザルと手下たちだ。モリスは大統領の為に心臓に弾をくらい、その弾が摘出できないのでもうすぐに死ぬ。モリスは無能な大統領の為に死ぬのが許せなかった。それで大統領を殺すことにした。ハザルは大統領を剥製にするつもりだ。
大統領はオスカリを逃がして、彼らに捕まった。オスカリは自分に良くしてくれた大統領を見殺しにするのが我慢できなかった。その時、オスカリは気がついた。大統領こそが森が自分に与えた獲物なのだと、大統領を助けなかればならない。獲物の横取りは許さない!
オスカリは大統領を助け出し、二人は力を合わせ逃走しながら悪党どものと戦う。そして二人は悪党どもを倒し、無事下山しオスカリは儀式を終え狩人となった。

【点数】45点(100点満点)
【感想】※ネタバレあり
一時間半ほどでさっと終わる。ところどころ良いシーンが有る。オスカリの勇姿とフィンランドの自然が私の心拍数を何回か上げた。だがそれだけだ。
テンポが良いのだが、無駄なシーンも多い。黒幕が副大統領とベテランのCIA局員なのだがこの二人のシーンをまるまるカットしても本筋には影響がない。いらない雑音だ。というよりホワイトハウスで右往左往するCIAや閣僚たちのシーン全てがいらない。本筋にほとんど絡んでない。そんな雑音のシーンは全部カットしてもっと大統領を描くべきだった。
大統領は劇中、無能無能と蔑まれているが、具体的に何がどう無能なのか描かれない。自分の命をかけて守った大統領を殺す決断をしたシークレットサービスのモリスも理由を聞かれて腕立て伏せもできないような男だからとはぐらかして、具体的には何も言わない。最後に出てきた救出部隊の黒人の指揮官が救出できて光栄ですと言う台詞がある。大統領を演じているのはサミュエルLジャクソンだ。人種差別的な理由なのかと思ってしまうが、一旦は体を張って守っているのでそういうわけでもなさそうだし、訳がわからない。
ところどころに大統領のヘタレ的な行動が描かれているので、薄らぼんやりとそういうことなんだろう。そして少年の方はヘタレから成長する過程が得がれているが(こっちも薄らぼんやりとだが)、大統領の方は全く描かれない。具体的に何がダメかわからないので、描きようがないだろう。
表面的に体裁を整えただけの中身の無い映画だった。